石川県輪島市(民家の私有地)
活動背景
能登半島地震や奥能登豪雨の影響で、被災地では土砂崩れなどの自然災害が生活環境に深刻な影響を及ぼしています。今回の活動は、輪島市に住む70代以上の高齢者の方が、周囲に作業を依頼できる人がおらず、市を通じてNPO団体に相談したことから始まりました。当該NPO団体からの要請を受け、私たちが現地での作業を担当しました。
活動内容
- 参加人数: 7名
- 作業内容: 土砂崩れによるU字口の土砂撤去作業
- 作業手法: 作業機械が進入できない場所だったため、手作業での撤去を実施
- 天候状況: 途中で天候が悪化し、一時作業を中断する場面がありましたが、最終的に目的である土砂の撤去を完了
課題と気づき
- 地域の現状: 高齢化が進む地域では、災害時に作業を依頼できる人材が不足しており、復旧作業が遅れがち。
- 若者の重要性: 手作業が求められる場面では、若い力が複数集まることで効率的に作業が進むことを実感。
今後の展望
今回の活動を通じて、過疎地域や高齢者が多い地域では、自然災害が発生した際に生活の妨げになる状況が長引く可能性を再認識しました。この経験を踏まえ、静岡県内でも同様の課題に取り組むべく、行政、事業者、個人とのつながりを構築し、事前に被災地支援がし易くなる活動を広げていきたいと考えています。